アロマのコラムはもちろん、私たちの心と体について、解剖学や健康学、女性学を絡めた豆知識も紹介していきたいと思います
ランチの後、電車の中など、少しの時間でさっと読めるものにしますので、時々、チェックしてみて下さいね
在宅ワークが増えた今、仕事とプライベートの境界線が曖昧になりがちです。
「早く寝なければ」と思いながらも、気づけば深夜まで画面に向かっている
——そんな毎日を送っている方は、少なくないのではないでしょうか。
先日いらしたお客さまも、まさにそんな状況でした。忙しさのあまり睡眠時間を削り、身体は疲れているのに頭だけが冴えてしまう。
そのつらさは、頭ではわかっていても、なかなか変えられないものです。
そこでご提案したのが、「切り替えアロマ」という習慣。
難しいことは何もありません。昼間はローズマリーカンファーとレモンのブレンドで、頭をクリアに。
夜はラベンダーとオレンジのブレンドで、ゆっくりと緊張をほどいていく。
ただ、それだけです。
嗅覚は脳に直接働きかける、唯一の感覚です。香りが変わると、脳が「切り替えのサイン」として受け取り、自律神経のバランスを整える手助けをしてくれます。
頑張り屋さんほど、このちょっとした仕掛けが効いてくるんです。
今回は、初めての方でも使いやすいブレンド精油を、アロマストーン入りのカンカンポマンダーに垂らしてお使いいただく形でご提案しました。
卓上に置いても、バッグに忍ばせても。香りとともに、「仕事モード」と「休息モード」を意識的に切り替えていただけたら嬉しいです。
次回のご来店で、「少し眠れるようになりました」という言葉を聞けることを、楽しみにしています。
施術前の足湯の時間が好きです。
お湯の温かさがじわじわと全身をほぐし、心がすっと落ち着いていくあの感覚。
Botanical Timeでは、季節やその日の体の状態に合わせて、手づくりのアロマソルトをお湯に溶かしてご用意しています。
2週間に一度、定期的にお越しくださるお客さまのお話です。
以前の施術で、ラベンダーをはじめとする鎮静系の精油を使うと、施術後もぼんやりとしてしまうことに気づきました。
それ以来、そのお客さまには強い鎮静系の精油は控えるよう、配慮を続けていました。
ところが昨日の施術後、そのお客さまから一言。
「今日、めちゃくちゃ眠気がすごかったです」
…え?
二人して首をかしげながら、あれこれ考えました。
施術中に使った精油は普段と変わらない。
部屋のアロマも、これまでと同じようにしていた。なぜ?
そのまま後片付けをしていて、ふと気づきました。
足湯のソルトだ。
その日は、いつもの手づくりソルトではなく、新しく取り入れた死海塩ベースのアロマソルト「眠」を使っていたのです。
ラベンダーをはじめ、深い眠りをサポートするための精油がていねいにブレンドされた製品です。
足湯の時間は、施術全体の中でもほんの数分。
しかも足先に触れるだけの、ごくわずかな精油の量。
それなのに、あの眠気。
あらためて思い知らされました。
アロマテラピーの作用は、量や時間に単純に比例するわけではないのだと。
皮膚から吸収され、嗅覚を通じて脳へと届く精油の香りは、体の感受性によっては、ほんの短い接触でもしっかりと応えてくれる。
この出来事は、お客さまひとりひとりの感受性に寄り添い、精油の選択に丁寧であり続けることの大切さを、もう一度教えてくれました。
Botanical Timeでは、施術前のカウンセリングで体調や感受性をしっかりとお伺いしながら、その日のあなたに合った精油をお選びしています。
足湯から始まる、小さな、でも確かな変化。ぜひサロンで体感してみてください。
一日の終わりにどっと疲れが出る。
なんとなく気分がすっきりしない。
体は横になっているのに、頭だけがぐるぐると動き続けている——。
そんなとき、ふとした香りに救われた経験はありませんか?
アロマテラピーの世界には、心と体の疲れにそっと寄り添ってくれる精油がたくさんあります。
今回ご紹介するのは、爽やかでいてどこか温かみのある香りが特徴のレモングラス精油。
日常のセルフケアに取り入れることで、心身のリセットをサポートしてくれる頼もしい存在です。
レモングラス(学名:Cymbopogon citratus または Cymbopogon flexuosus)は、インドや東南アジアを原産とするイネ科の多年草です。
タイ料理やベトナム料理のスパイスとしても親しまれており、トムヤムクンに欠かせないハーブとしてご存知の方も多いのではないでしょうか。
精油は主に葉の部分から水蒸気蒸留法で抽出されます。
香りはレモンに似た爽やかさの中に、ハーブらしいグリーンの奥行きが感じられるのが特徴。
柑橘系の明るさと草木の落ち着きを同時に持ち合わせた、バランスのよい香りです。
レモングラス精油の香りを構成する主な成分には以下のものがあります。
シトラール(ゲラニアール+ネラール) 全体の70〜80%を占める主成分。
レモンに似た爽やかな香りの源であり、抗菌・抗真菌・抗炎症作用が期待されています。
神経系への働きかけも研究されており、気分をリフレッシュさせる作用が注目されています。
ゲラニオール ローズにも含まれるやわらかい花様の成分。
鎮静・抗菌作用を持ち、シトラールの爽やかさをまろやかに整える役割を果たします。
リモネン 柑橘類に多く含まれる成分で、気分を明るく前向きにサポートする働きがあるとされています。
これらの成分が組み合わさることで、レモングラスは「元気を与えながらも、落ち着かせてくれる」という絶妙なバランスの香りを生み出しています。
● 疲労回復・リフレッシュ
肉体的な疲れはもちろん、精神的な疲労感にも働きかけます。仕事や家事で消耗したときのリセットに最適です。
● 自律神経のバランスをととのえる
交感神経が優位になりすぎた状態(緊張・イライラ・興奮)をやわらげ、心身のバランスを取り戻すサポートをします。
● 消化器系のサポート
胃の不調や食欲不振、消化の重さを感じるときにも有用とされています。アジア圏では古くから消化を助けるハーブとして利用されてきました。
● 抗菌・防虫効果
空間の除菌や虫除けにも活用できます。夏場のルームスプレーとしても人気の高い精油です。
● 筋肉・関節のケア
血行促進・抗炎症作用により、肩こりや筋肉疲労のトリートメントオイルとして使われることも多い精油です。
🌿 芳香浴 ディフューザーに2〜3滴。仕事の合間や夕方のリセットタイムに。
ローズマリーやペパーミントとブレンドすると集中力アップに、ラベンダーやゼラニウムと合わせるとリラックス感が高まります。
🌿 バスソルト 天然塩大さじ2〜3に精油を3〜5滴混ぜてバスタブへ。血行が促進され、一日の疲れをしっかりと洗い流してくれます。
※必ず植物油や無香料のバスオイルで希釈するか、少量のキャリアオイルと混ぜてから使用してください。
🌿 トリートメントオイル ホホバオイルやスイートアーモンドオイル10mlに1〜2滴(濃度1%以下)で希釈し、ふくらはぎや肩まわりにやさしくなじませて。
むくみや肩こりが気になる方に特におすすめです。
🌿 ルームスプレー 無水エタノール5mlにレモングラス3滴+お好みの精油を合わせ、精製水45mlで仕上げるだけ。
玄関や水まわりのリフレッシュにも活躍します。
レモングラスは高濃度での使用により皮膚刺激を引き起こす可能性があります。
肌への使用は必ず1%以下に希釈し、敏感肌の方はパッチテストを行ってください。
また、妊娠中・授乳中の方、乳幼児への使用はご使用前に専門家にご相談ください。
目の周りや粘膜への使用は避けましょう。
爽やかでありながら、心をしずめる力も持つレモングラス精油。
日常のちょっとした場面に取り入れるだけで、体と心のバランスがととのっていくのを感じていただけるはずです。
アロマテラピーに興味はあるけれど、何から始めればいいかわからない——そんな方は、ぜひ一度サロンでプロの手によるアロマトリートメントをご体験ください。
あなたの今の状態に合わせた精油を、丁寧にセレクトしてご提案します。
春の訪れとともに、花粉の季節がやってきました。
外出時のマスクが手放せない方も多いこの時期、どうせなら、マスクの時間をちょっと心地よいものに変えてみませんか。
このたびサロンに、「生活の木」のマスクスプレーを入荷しました。
レモンバーム&フランキンセンス / 50ml
レモンバームは、古くから「気持ちを明るく穏やかに整えるハーブ」として愛されてきた植物です。
学名はMelissa officinalis——ラテン語で「蜜蜂」を意味するほど、甘く爽やかな香りが特徴です。
心の緊張をほぐし、不安や焦りを静かに和らげる働きが知られています。
そこに加わるのが、フランキンセンス(乳香)。
樹脂から採れるこの精油は、深くゆっくりとした呼吸を促し、瞑想やリラクゼーションにも古来から用いられてきました。
浅くなりがちな呼吸を整え、心を落ち着かせてくれる、芯のある香りです。
この二つが合わさることで、ふわりと優しく、それでいてしっかりと心に届く香りに仕上がっています。
【使い方】
マスクの外側に2〜3回スプレーしたら、マスクを20秒以上よく振ってから装着してください。
直接肌に触れる内側にはスプレーしないよう、ご注意くださいね。
通勤中でも、外出先でも、ほのかに漂う香りが深呼吸のたびにやさしく寄り添ってくれます。
花粉でマスクが手放せないこの季節だからこそ、香りという味方を取り入れてみてください。
サロンにはサンプルをご用意しています。施術の前後にぜひ試してみてくださいね。
実際に香りを確かめてから、お気に入りを見つけていただければと思います。
自律神経が揺らぎやすいこの季節、香りの力でご自身を整える習慣を、一緒に育てていきましょう。
くしゃみ、鼻水、目のかゆみ——。
この季節、「また今年も来たか」とため息をついている方も多いのではないでしょうか。
花粉症は、花粉に対する体の過剰な免疫反応です。薬に頼ることも大切ですが、毎日の生活の中でできるケアとして、ハーブティーを取り入れてみることをおすすめしています。
今日は、花粉症の季節に特に役立つハーブを3つご紹介します。
ヨーロッパで古くから「自然の風邪薬」として親しまれてきたエルダーフラワー。
マスカットのような甘くさわやかな香りで、とても飲みやすいハーブです。
粘膜を保護・修復する作用があり、鼻や喉の炎症をやわらげてくれます。
また、鼻水や鼻づまりなど、上気道の不快な症状をケアするのに適しているとされています。
花粉症の季節に毎日飲みたい、頼もしい一杯です。
「ハーブの王様」とも称されるネトル。
少し草っぽい風味ですが、ミントやレモングラスとブレンドすると飲みやすくなります。
ネトルには天然の抗ヒスタミン作用があるとされており、くしゃみや目のかゆみなどのアレルギー症状をやわらげる働きが期待できます。
ミネラルも豊富で、体全体を内側から整えてくれる頼れるハーブです。
花粉症シーズン前から飲み始めると、より効果的と言われています。
スーッとした清涼感が特徴のペパーミント。
その爽快な香りはアロマテラピーでもおなじみですね。
ペパーミントに含まれるメントールには、鼻の通りをよくする作用があります。
鼻づまりがつらいとき、温かいペパーミントティーを飲みながらその蒸気をゆっくり吸い込むと、より効果的です。
気分もすっきりして、花粉症でどんよりした気持ちを切り替えてくれます。
ハーブティーは即効薬ではありませんが、毎日続けることで体が少しずつ変わっていきます。
大切なのは「自分の体に意識を向ける時間」を持つこと。
忙しい毎日の中で、ハーブティーを一杯ゆっくり飲む時間は、それだけで立派なセルフケアです。
ぜひ今日から、お気に入りの一杯を見つけてみてください🌿
もうすぐ3月8日、国際女性デーです。
世界中で女性の強さ、美しさ、そして歩みが称えられるこの日を前に、私はひとつのことを思います。
「あなたは、ちゃんと自分を労われていますか?」
毎日、誰かのために動いて、気づけば夜。
自分のことは後回し——そんな女性がどれほど多いことか。
今日は、あなた自身に目を向けてほしい。
そんな気持ちで、この記事を書きました。
アロマテラピーを学んでいると、つくづく感じることがあります。
香りの力は、女性の体にとって特別だ、ということ。
精油の香り成分は鼻から吸収されると、脳の大脳辺縁系(感情や記憶を司る部位)に直接働きかけます。
ここは自律神経やホルモンバランスを調整する視床下部とも密接につながっています。
つまり、香りを嗅ぐだけで——
こうした作用が期待できるのです。
特に更年期や自律神経の乱れを感じている女性にとって、アロマテラピーはとても心強い味方になります。
「香りの女王」とも称されるネロリ。繊細で気品のある甘い香りは、不安や緊張をほぐし、心に深い安らぎをもたらします。
ホルモンバランスを整える作用も期待され、更年期の揺らぎに寄り添う精油のひとつです。
バラに似た甘くグリーンな香り。
感情のバランスを整え、イライラや落ち込みをやわらげてくれます。
女性ホルモン様作用があるとも言われ、PMSや更年期のケアにも活用される精油です。
アロマテラピーの定番でありながら、その効果は本物。心身の緊張をやわらげ、眠りの質を高めてくれます。「今日は本当に疲れた」という夜に、そっと傍に置いてあげてください。
「忙しいから」「まだ大丈夫だから」
そう言いながら、自分のケアを後回しにしていませんか?
国際女性デーまであと2日。今日から、あなたがあなた自身の一番の味方になってみてください。
お気に入りの精油をひとつ選んで、ゆっくり深呼吸してみてください。たったそれだけで、体と心は「ちゃんと気にかけてもらえた」と感じます。
自分を大切にすることは、わがままじゃない。それはむしろ、あなたの周りにいる大切な人たちへの、最高のギフトでもあるのだから。
もうすぐ Happy International Women's Day 🌿
あなたの日々が、香りのように豊かでありますように。
Botanical Time
お問い合わせは、WEBフォームにて受け付けております。
所在地 :大阪府吹田市江坂町1-23-32 リバーボール江坂603
営業時間:10:00〜24:00
定休日 :不定休