アロマとメンタルケアで心も身体も癒やされる、江坂の女性専用プライベートサロン Botanical Time (ボタニカル タイム)
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ボタニカルゆったりブログ

アロマのコラムはもちろん、私たちの心と体について、解剖学や健康学、女性学を絡めた豆知識も紹介していきたいと思います

ランチの後、電車の中など、少しの時間でさっと読めるものにしますので、時々、チェックしてみて下さいね


2025/11/14
11月後半〜12月末限定
Wクーポンキャンペーンのお知らせ  

いつもご利用ありがとうございます。


11月後半は、年末に向けて少しゆったり過ごせる時期。


そんな今だからこそ、自分のからだと心を整える時間を持ってほしい――


そんな想いで、少しお得な 「Wクーポンキャンペーン」 をご用意しました。


🕊Wクーポンとは?

11月中にご予約いただくと、
「11月ご来店分」と「12月ご来店分」の 2回分がお得 になる特別なクーポンです。

【特典内容】

① 11月中にご予約 → 当日の施術料金 1,000円OFF


② さらに!次回(12月末まで)のご来店時も 1,000円OFF

💡つまり、今ご予約いただくだけで 合計2,000円分お得 にご利用いただけます。


📌クーポン提示は不要です。
対象メニューをご予約いただいた方には、自動的に割引を適用 させていただきます。


🪷対象メニュー

【年末デトックス】クーポン(全5種)

※LINEクーポンとの併用不可


※11月中に「12月分の予約」も対象となります


🌸おすすめの使い方

・11月にデトックスケア → 12月はリラックスケア


・寒さでこわばる肩や首を定期的にほぐして、年末を快適に


・年始をスッキリ迎えるための“心と体のメンテナンス”として


※11月中のご予約・変更が対象です。

12月以降の変更は対象外となります。


少し先のご予約まで決めておくと、忙しくなる年末も安心です。
お得なこの機会に、ぜひご利用ください🌿




2025/10/31
【アロマの日カウントダウン③】
ローズ・オットー ― 心を満たす香り、香り文化の象徴  

✴︎アロマの日カウントダウン✴︎

11月3日の「アロマの日」に向けて、
3日間、特別な精油をひとつずつご紹介しています。
深まる秋に寄り添う香りたちを、どうぞお楽しみください。


ローズ・オットー ― 心を満たす香り

ローズ・オットーは、バラの花から水蒸気蒸留で抽出される最も希少な精油で、
“香りの女王”とも称されます。


古来より香水や王侯貴族の儀式に用いられ、心を豊かに満たす存在として知られています。


精油のプロフィール

学名: Rosa damascena


科名: バラ科
抽出部位: 花


抽出法: 水蒸気蒸留法


主な産地: トルコ、ブルガリア、モロッコ


繊細な花びらから少量しか抽出できないため、大変高価ですが、


その香りは深く、幸福感と満足感に満ちています。


心への作用 ― 幸福感と女性性をサポート

ローズ・オットーは、心に安らぎと喜びを与え、
不安や緊張、悲しみをやわらげる作用があります。

また、自己肯定感や女性性を高める香りとしても知られ、


「香り文化の象徴」として、多くの人に愛され続けています。


体への作用 ― ホルモンバランスと血行のサポート

ローズ精油には、ホルモンバランスを整える作用や、血行促進効果もあります。


更年期や月経前の不調、冷えやこわばりへのケアにもおすすめです。


おすすめの使い方

芳香浴: ディフューザーで。特別な日のリラックスに。


トリートメント: キャリアオイルに1滴〜2滴を加えて肩やデコルテに。


アロマバス:少量をオイルに混ぜて湯船に加えると、心と体をやさしく満たします。

ブレンド例: ネロリ、ラベンダー、スイートオレンジとの相性が良好。


注意点

・妊娠初期は使用を避けてください。


・肌に塗布する場合は必ず希釈してください。


ローズ・オットーがもたらす“心の満たされ感”

ローズ・オットーは、香りを嗅ぐだけで心が満たされ、幸福感を感じさせてくれます。


忙しい日々の中で、自分を大切にする時間を作りたいとき、
深く豊かな香りが、心と体を包み込むように優しく寄り添います。

――アロマの日、心もからだも、香りとともに満たされるひとときをお楽しみください。



2025/10/31
【アロマの日カウントダウン②】
ネロリ ― 心をやわらげる花の香り  

✴︎アロマの日カウントダウン✴︎

11月3日の「アロマの日」に向けて、
3日間、特別な精油をひとつずつご紹介しています。
深まる秋に寄り添う香りたちを、どうぞお楽しみください。



ネロリ ― 心をやわらげる花の香り

 

ネロリは、ビターオレンジの花から抽出される希少な精油で、
その優雅で甘くほろ苦い香りは、古くから“心を癒す香り”として愛されてきました。

名前の由来は、17世紀のイタリア貴族ネロリ公爵夫人の名前から。


彼女が香水として愛用していたことから「ネロリ」と呼ばれるようになりました。


精油のプロフィール

学名: Citrus aurantium var. amara


科名: ミカン科


抽出部位: 花


抽出法: 水蒸気蒸留法


主な産地: モロッコ、チュニジア、エジプトなど


ビターオレンジの花から丁寧に蒸留されるネロリ精油は、
希少で高価ですが、その香りは深く心に届きます。


心への作用 ― 不安や緊張をやわらげる

ネロリには、自律神経を整え、心の緊張をやわらげる作用があります。


ストレスや疲れで心が重くなるとき、そっと寄り添い、穏やかな安心感をもたらします。

眠れない夜や気持ちがざわつくときにもおすすめ。


深呼吸とともに香りを嗅ぐだけで、心が落ち着き、優しい気持ちに包まれます。


体への作用 ― ホルモンや循環をサポート

ネロリ精油は、ホルモンバランスを整える働きが知られています。
更年期や月経前の不調、情緒の揺らぎにも寄り添い、
からだのめぐりや疲労感の軽減にも役立ちます。


おすすめの使い方

芳香浴: ディフューザーで。リラックスしたい夜や朝の目覚めに。


トリートメント: ホホバオイル10mlに1滴〜2滴をブレンドし、手首や肩などに。


アロマバス: キャリアオイルに混ぜて湯船に加えると心と体をやさしく包みます。

ブレンド例:ラベンダー、ローズ、スイートオレンジとの相性が良好。


注意点

・妊娠初期の使用は避けてください。


・肌に直接塗布する場合は希釈を必ず行ってください。


ネロリがもたらす“心のやわらぎ”

ネロリの香りは、忙しい日常の中でも心をそっとほぐしてくれます。


「大丈夫、少し休もう」と語りかけてくれるような優しさがあります。


香りが心の深くに届き、やわらかな安心感を与えてくれる

――
ネロリは、心を解きほぐす“花の精油”です。


🕊️明日は、女性の幸福感を象徴する香り「ローズ・オットー」をご紹介します。



2025/10/31
【アロマの日カウントダウン①】
スイートマジョラム ― やさしく包み込む、心と体の温もり  

✴︎アロマの日カウントダウン✴︎

11月3日の「アロマの日」に向けて、
今日から3日間、特別な精油をひとつずつご紹介していきます。
深まる秋に寄り添う香りたちを、どうぞお楽しみください。


マジョラム ― やさしく包み込む、心と体の温もり

古代ギリシャでは「幸福のハーブ」として花嫁の冠にも使われたマジョラム。


その名は “joy of the mountains(山の喜び)” に由来すると言われています。

ハーブらしいやわらかな香りの中に、どこか甘く温かみを感じるこの精油は、
冷えや緊張、心のこわばりをやさしくほどいてくれる存在です。


精油のプロフィール

学名: Origanum majorana


科名: シソ科


抽出部位: 花と葉


抽出法: 水蒸気蒸留法


主な産地: エジプト、フランス、スペインなど


地中海沿岸に自生する多年草で、温暖な風と太陽のもとで香り高く育ちます。


見た目は控えめながら、その精油には「深い安心感」と「体を温める力」が宿っています。


心への作用 ― 不安や緊張をやさしく解きほぐす

マジョラムは、神経の高ぶりを鎮め、心を落ち着かせる作用が知られています。


過度なストレス、孤独感、悲しみなどで心が疲れたとき、
まるで温かな毛布に包まれるような安心感をもたらします。

眠れない夜、考えすぎてしまうときにもおすすめです。


副交感神経を優位にし、自然な眠りへと導いてくれます。


体への作用 ― 巡りを助け、こわばりを緩める

マジョラム精油には、血行を促進し、体を内側から温める作用があります。


特に冷えによる肩こり・生理痛・筋肉のこわばりなどのケアに効果的です。

また、自律神経のバランスを整える働きもあるため、
更年期や月経前の不調、情緒の揺らぎにもやさしく寄り添ってくれます。


おすすめの使い方

芳香浴: 寝る前にディフューザーで。心地よい眠りをサポート。


トリートメント: ホホバオイル10mlに1〜2滴をブレンドし、肩やお腹をやさしくマッサージ。


アロマバス: キャリアオイルに混ぜてお湯に加え、全身をじんわり温めて。

ブレンド例: ラベンダー、スイートオレンジ、クラリセージなどとの相性が良好。


注意点

・妊娠初期の使用は避けてください。


・血圧を下げる作用があるため、低血圧の方は少量から様子を見て使用を。


・鎮静作用が強いため、集中が必要な作業前の使用は控えめに。


マジョラムがもたらす“ぬくもりの記憶”

忙しい毎日の中で、私たちは知らず知らずのうちに心と体を固くしてしまいます。


マジョラムの香りは、そんな緊張をそっとゆるめ、


「大丈夫、焦らなくていいよ」と語りかけてくれるような優しさがあります。

冷えた体に血がめぐるように、
香りが心にぬくもりを取り戻してくれる

――
マジョラムは、心身を温め、やさしい眠りへと導く“癒しの精油”です。


🕊️明日は、心をやわらげる花の香り「ネロリ」をご紹介します。



2025/10/31
11月3日は『アロマの日』。香りと心がつながる時間を。  

11月3日は「アロマの日」。

日本アロマ環境協会(AEAJ)が、香りを文化として広めていくことを目的に制定した記念日です。


私たちの暮らしの中に、香りはいつもそっと寄り添っています。

季節の変わり目に気持ちを落ち着けたいとき、眠る前に深呼吸をしたいとき——

精油の香りがふっと心をほぐしてくれる瞬間があります。


サロンではこの季節、深まる秋にぴったりな香りを中心にトリートメントを行っています。

ウッディ系やスパイス系の香りが、冷えや緊張をやわらげ、心まであたたかく包み込んでくれます。


「アロマの日」をきっかけに、

少しだけ香りに意識を向けてみませんか?

あなたの心とからだに寄り添う“今の香り”を一緒に見つけていきましょう。


11月3日の「アロマの日」に向けて、

明日から3日間、特別な精油をひとつずつご紹介します。

深まる秋に寄り添う香りたちを、どうぞお楽しみください。



2025/10/23
第3回 家庭での血圧測定と、上手なつきあい方
―「数字」に振り回されない習慣づくり―  

血圧を測る習慣をつけるなら、家庭での測定がいちばんおすすめです。

病院よりも落ち着いた状態で測れるため、

より「ふだんの自分の血圧」に近い数値がわかります。


家庭での測定のポイント

測定のタイミング:

 朝起きて1時間以内、排尿後・朝食前・服薬前に測るのが理想です。

 夜は寝る前に、1日の締めくくりとして。


姿勢:

 椅子に座って、背もたれに軽くもたれ、

 腕を心臓の高さに保ちましょう。


環境:

 寒すぎたり暑すぎたりすると、血圧は変動します。

 リラックスできる室温で、静かに深呼吸してから測りましょう。


続けるコツと心の持ち方

記録は手帳でもアプリでもOK。

日付や時間とともに数値を残していくと、

体調の波や生活のリズムが見えてきます。


ただし、毎回の数値に振り回される必要はありません。

少し高い日があっても、「今日は少し疲れているのかも」と受け止めるくらいで十分です。

血圧は“結果”ではなく、“からだのメッセージ”なのです。


香りでサポートする「測定のひととき」

血圧を測る前に、深呼吸をして気持ちを落ち着けるだけでも数値は安定しやすくなります。

お気に入りの香りをそっと漂わせるのもおすすめです。

ラベンダーやベルガモット、マンダリンなどの精油は、

呼吸を深め、自律神経のバランスを整えてくれます。


「測る時間」が“自分と向き合うリラックスタイム”になるように。

それが、血圧と上手につきあういちばんの秘訣です。


シリーズまとめ

血圧は「数字の問題」ではなく、「自分を知るためのサイン」。

毎日の小さな習慣が、からだと心を整える第一歩になります。

どうぞ無理なく、ご自身のペースで続けてみてくださいね。



2025/10/23
第2回 血圧を知ることの意味
―変動の裏にある、からだとこころのサイン―  

毎日測っていると、血圧の数値は日によって意外と変わるものです。

「昨日より高い」「今日は低い」と気になることもありますが、

その変動こそが“からだの声”を映し出しています。


血圧は、日々のコンディションの鏡

血圧は常に一定ではなく、1日の中でも上がったり下がったりしています。

朝は活動に備えて自然に上がり、夜はリラックスとともに下がる――

これが健康的なリズムです。


しかし、ストレスや睡眠不足、塩分の摂りすぎ、

ホルモンバランスの変化などによって、そのリズムが乱れることがあります。

たとえば「最近、寝つきが悪い」「仕事が立て込んでいる」

そんなとき、血圧がやや高めに出ることも珍しくありません。


高血圧・低血圧、それぞれの背景

・高めの血圧は、血管に強い圧がかかっている状態。

 長く続くと血管や心臓への負担が大きくなります。


・低めの血圧は、血流が全身に十分届きにくい状態。

 冷えや立ちくらみ、疲れやすさなどにつながることもあります。


どちらも「悪い」「良い」ではなく、

その人の体質や生活リズムに合った“ほどよい範囲”を知ることが大切です。


「知ること」が、ケアの第一歩

血圧を定期的に測って数字を記録していくと、

「このくらいが自分の安定した数値だな」と感覚的にわかってきます。

それが、自分の健康状態を見守る「基準点」になります。


数字に一喜一憂せず、変化を“気づきのサイン”として受け取る。

それが“血圧を知ることの意味”です。


次回は、家庭での血圧測定のコツと、

上手に続けるためのヒントをお伝えします。



2025/10/23
第1回 血圧ってそもそも何?
―毎日測るだけでも意味がある理由―  

最近、健康番組で「血圧は測るだけでも意味がある」という特集を見かけました。

その言葉に惹かれて、私も3日前から毎日、血圧を測るようになりました。

試しに周りの友人たちに「血圧、測ってる?」と聞いてみると、思った以上に「毎朝測ってるよ」「最近はアプリで記録してる」など、意識的に管理している人が多くて少し驚きました。

年齢的にも、そろそろ気にしておくタイミングなのかもしれませんね。


血圧とは?

血圧とは、血液が血管の壁を押す力のこと。

心臓がポンプのように全身へ血液を送り出すときに生じる「圧力」です。

上の数値(収縮期血圧)は心臓がぎゅっと収縮して血液を送り出すときの圧力、

下の数値(拡張期血圧)は心臓が休んでいるときの圧力を示しています。


この2つのバランスが取れていることが、

全身に酸素や栄養をスムーズに届けるためにとても大切なのです。


なぜ年齢とともに大切になるの?

血管は年齢とともに少しずつ弾力を失い、

血液の流れに抵抗が生じやすくなります。

そのため、若いころは正常でも、

40代・50代になると自然と血圧が上がりやすくなる傾向があります。


また、ストレス・睡眠不足・塩分の摂りすぎなど、

生活習慣の影響も受けやすいもの。

だからこそ「定期的に測る」ことが、

自分の体調の“今”を知る大切な手がかりになります。


「測るだけ」で変わること

面白いことに、血圧は“測る”という行動自体が

健康意識を高めるきっかけになるそうです。

数字を見ることで、

「今日はちょっと高めだな」「最近よく眠れていないかも」

と、生活を振り返る習慣が自然と身につくのです。


特別なことをしなくても、

まずは1日1回、同じ時間に測ってみる。

それだけでも十分な健康ケアの第一歩です。


次回は、血圧の変動と体調の関係について。

1日のうちでも変わる血圧のリズムや、

ストレス・ホルモンとのつながりをお話しします。

どうぞお楽しみに。



2025/10/23
血圧を知ることから始めるセルフケア
―からだと心の“今”を見つめる3回シリーズ―  

年齢を重ねるとともに、少しずつ気になってくる「血圧」。

数字として見ることはあっても、

その意味や変化の背景までは意外と知らないものです。


先日、健康番組で「血圧は測るだけでも意味がある」という言葉を耳にしました。

それをきっかけに毎日測り始めてみると、

体調や気分の小さな変化に気づけるようになり、

自分のからだと向き合う時間が少し豊かになったように感じます。


血圧を“知る”ことは、健康を守るだけでなく、

日々の暮らしを丁寧に感じ取るための小さな習慣でもあります。

このシリーズでは、

血圧の基本から、測ることの意味、そして続けるコツまでを3回にわたってお届けします。


シリーズ内容

 

▶ 第1回:「血圧ってそもそも何? ―毎日測るだけでも意味がある理由―」

血圧の基本的な仕組みや、上と下の数値の違いについて。

年齢とともに血圧が変化する理由もわかりやすく解説します。


▶ 第2回:「血圧を知ることの意味 ―変動の裏にある、からだとこころのサイン―」

毎日の変動から見えてくる体調やストレスとの関係。

“知ること”が健康ケアの第一歩になる理由をお伝えします。


▶ 第3回:「家庭での血圧測定と、上手なつきあい方 ―『数字』に振り回されない習慣づくり―」

正しい測定方法と、続けるためのコツ。

香りを取り入れたリラックスの工夫もご紹介します。



数字に追われるのではなく、

血圧を“日々の自分を感じ取るツール”として捉えること。

その意識が、健やかなこころとからだにつながります。

どうぞ、ご自身のペースで読み進めてみてください。


明日から3回にわたって、血圧と健康の関係について少しずつお話ししていきます。

毎日の暮らしの中で、自分のからだを見つめるきっかけになれば嬉しいです。



2025/10/18
カモミール(ジャーマンカモミール)― 消化器と神経を整える代表的鎮静ハーブ  

カモミール(Chamomile)は、古くからヨーロッパの家庭で薬草として用いられてきたハーブです。


特にジャーマンカモミール(Matricaria chamomilla)は、炎症を鎮め、消化器系・神経系のバランスを整える作用で知られています。


■ 主な有効成分と薬理作用

* アズレン(Azulene)・カマズレン(Chamazulene)


 精油成分の一種。

 抗炎症・抗アレルギー作用があり、胃粘膜の炎症や皮膚炎の改善に寄与します。


 蒸留中に生成される青色の成分で、鎮静・抗ヒスタミン作用も確認されています。

* ビサボロール(α-Bisabolol)


 抗菌・鎮静・抗潰瘍作用をもつ成分。

 胃酸過多や胃炎、PMSなどの不快症状を和らげるとされます。

* アピゲニン(Apigenin)

 フラボノイドの一種で、中枢神経に穏やかに働きかける鎮静作用を持ちます。


 ストレス性の不眠や緊張性頭痛の軽減が期待されています。


■ 生理・臨床的な作用領域

* 消化器系への作用

 胃腸粘膜の炎症を抑え、蠕動運動を整えることから、消化不良・胃痛・鼓腸感などに適応されます。


 また、ストレスによる胃の不快感(機能性ディスペプシア)にも有効とされます。

* 神経系への作用

 軽度の不安・緊張・不眠に対する鎮静効果が報告されています。


 ドイツでは、不安神経症に対する緩和目的でハーブティーまたはチンキ剤として使用されています。

* 皮膚・粘膜への作用

 抗炎症作用により、湿疹・かゆみ・アトピー性皮膚炎のサポートにも利用されます。


 内服だけでなく、外用(ハーブ浴や湿布)にも応用可能です。


■ 味と香りの特徴

カモミールティーは、リンゴを思わせる甘い香りが特徴です。


これは成分アンゲリカ酸エステルによるもので、香り自体にも鎮静作用があるといわれています。


味はまろやかでやさしく、苦味が少ないため、ハーブティー初心者でも飲みやすいのが特徴です。

ブレンドする場合は、ペパーミント(消化促進)レモンバーム(神経安定)と相性が良く、
リラックス系・消化器系ブレンドのベースハーブとしてもよく用いられます。


■ 摂取の目安と注意点

1日1〜3杯を目安に、沸騰直後の湯で3〜5分抽出します。


キク科アレルギーのある方は注意が必要です。


また、妊娠初期の多量摂取は避けましょう(子宮収縮作用の可能性があります)。


■ メディカルハーブとしての位置づけ

カモミールは、神経性胃炎・不眠・月経痛・皮膚炎など幅広い領域でエビデンスが蓄積しているハーブです。


穏やかな作用ながら、長期的に体質を整える目的でも使用できるため、
日常のセルフケアに取り入れやすい“基本の鎮静ハーブ”といえます。


次回は、消化促進と頭痛緩和に優れたペパーミント(Mentha piperita)をご紹介します。


作用機序の違いを理解することで、症状や体質に合ったハーブブレンドが選びやすくなります。


▶ 体質に合うハーブティーを知りたい方はこちら
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