毎日測っていると、血圧の数値は日によって意外と変わるものです。
「昨日より高い」「今日は低い」と気になることもありますが、
その変動こそが“からだの声”を映し出しています。
血圧は、日々のコンディションの鏡
血圧は常に一定ではなく、1日の中でも上がったり下がったりしています。
朝は活動に備えて自然に上がり、夜はリラックスとともに下がる――
これが健康的なリズムです。
しかし、ストレスや睡眠不足、塩分の摂りすぎ、
ホルモンバランスの変化などによって、そのリズムが乱れることがあります。
たとえば「最近、寝つきが悪い」「仕事が立て込んでいる」
そんなとき、血圧がやや高めに出ることも珍しくありません。
高血圧・低血圧、それぞれの背景
・高めの血圧は、血管に強い圧がかかっている状態。
長く続くと血管や心臓への負担が大きくなります。
・低めの血圧は、血流が全身に十分届きにくい状態。
冷えや立ちくらみ、疲れやすさなどにつながることもあります。
どちらも「悪い」「良い」ではなく、
その人の体質や生活リズムに合った“ほどよい範囲”を知ることが大切です。
「知ること」が、ケアの第一歩
血圧を定期的に測って数字を記録していくと、
「このくらいが自分の安定した数値だな」と感覚的にわかってきます。
それが、自分の健康状態を見守る「基準点」になります。
数字に一喜一憂せず、変化を“気づきのサイン”として受け取る。
それが“血圧を知ることの意味”です。
次回は、家庭での血圧測定のコツと、
上手に続けるためのヒントをお伝えします。
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